ファンと株主

デイリースポーツの紙面(http://daily.jp/baseball/2005/10/06/189762.shtml)から

村上「ファンが球団を見守り、ファンが球団に注文を出す。そうすることでファンの望むチームづくりが行われ、タイガースを良くすることにつながる。“渋ちん”などと言われるような経営はファンが許さない。一般の人が球団株を持って、運営にかかわるのが本来のプロ野球球団のあり方ではないか。皆さんはどうお考えですか」

「ファン」とか「一般の人」という言葉が出ているが、胡散臭いなあ。株券を買えるファンってどんなけいる? もしくはファンしか買えない株券にするの? 本当にファンが株券を持つ仕組みを考えているのだろうか? ただ、株主の利益を主張して自分がうまみを吸い取りファンに還元してくれないなら、村上さん、言っていることと矛盾しませんか?
本当のファンが株券を買える仕組みなら、年間2割以上の主催試合で球場で阪神を応援し、当然ファンクラブは入会し、球団公認グッズを一定以上購入し、その実績が3年以上でBクラスの年を1年以上含む人が株券の購入対象です、転売できません、ぐらいのきっつい条件を組み込んでほしいね。たかだか1試合球団のユニフォーム着て応援したぐらいの人に大きな顔をしてもらっては困る。
村上氏が主張しているらしい「タイガースはファンのもの」発言、それは結構。でもそれが「タイガースはファン(の皮をかぶった自分の利益中心の株主)のもの」ではあかんでしょ。
さて、なんで他球団のファンがこんなことを言っているのだろう…