公開収録

NHKの公開収録を見に行った。深夜番組の“爆笑オンエアバトル”である。年間チャンピオンを決める大会のセミファイナルBブロックということで、明石の市民会館まで出かけた。
ロケとかニュースとかを除くと、TVの収録というのはなかなかお目にかかったことがない。以前はイベントの運営を仕事の一つにしていたので、ニュースのネタとしてマスコミが取材に来るのは何度も目にしていた。でもその時はイベントが主で、TVは取材しに来ている従の立場だからたいしたことではない。取材クルーもわりと静かにカメラマンと照明さんが撮ったらおしまいということが多くて、別途記者がいるのかもしれないが、インタビューとかは見ることはほとんど無かった。まれに記者会見が開かれることも合ったが、これも淡々と済んでしまう。半分やらせというか売り込みというか、マスメディアにネタを提供する場面もあるが、でもイベントには影響は少なかった。
今回は番組を作る場に入って行くということで、これまでとは違ったことがいくつもあった。演出をしているのは当然として、観客の緊張をほぐすためか前説があったり、内容によっては撮り直しがあったりする。もちろん漫才などのネタは撮り直しはしない。細かいトラブルとかもあったりして、実際の放送時間は1時間ぐらいなのだが、2時間以上ぶっ通しで収録が続いた。ふだんも放送は見ているので、なんとなくカットされるところは想像がつくが、あとの編集も面倒臭そうだ。ただ、編集済みの実際の放送はテンポ良く進むので、収録時のちょっとした間延び感はなくなっていることだろう。
収録開始10分ぐらい前と遅めに着いたため、座席は2階席後方と良い位置ではなかった。それほど大きなホールではないので、見え方はまあ悪くない。上から見下ろす感覚なのと、座席に照明が当たっていないのか舞台からは見えにくそうで、あまり芸人もこちらを向いていない。そういう意味ではライブといえども気持ち距離感があった。
実際の放送は後日なので、どういった内容になっているのかも楽しみである。