パリとモンサンミッシェル2005(その3)

■3日目(9/23)
朝7時に起きて、ホテルの朝食を済ませ、早めにモンサンミッシェルへ車で行きました。駐車場でできるだけモンサンミッシェルの入口近くに停めるためです。
8:30過ぎにホテルを出て、モンサンミッシェルの駐車場へ向かいました。駐車場は4ユーロでした。まだこの時間は車がほとんどいなかったので、一般の駐車場の一番奥でモンサンミッシェルに最も近いところに駐車できました。そこから、早速モンサンミッシェルの下の街に入って行きました。名物のふわっとしたオムレツの店やお土産物屋のある街を抜け、坂を上って行くとメインの修道院の入口に着きます。この時9:00過ぎぐらいでしたが、この時期は9:30にオープンになるので、東の城壁沿いの通路を通って、街の入口の方に戻って行きました。途中、再び街中の道に戻り、デジカメ用の乾電池を購入し、もう一度修道院の入り口へ。9:20ぐらいでしたがすでに数十人の見学者が待っている状態でした。
9:30に入場が始まり、一般の見学者は右に曲がってチケット売り場へ。ここで入場券(8ユーロ)を購入して修道院の中に進みました。何段も階段を昇って行き、西のテラスへと抜ける手前に各国語のパンフレットがあり、幸いにも日本語のパンフレットも置いてありました。そこから修道院の教会などをぐるっと巡ります。最上部はかなり高いところまで行くので眺めは良いです。急な階段や狭いところも多く、ベビーカーなどは避けるべきです。全部廻ると日頃の運動不足か足腰がへばりました。
詳しい内部の様子はガイドブック等に任せるとしますが、見学はじっくり見ると2時間以上かかるのと高低差がけっこうあるので急ぐにも限度があるのでご注意ください。タイミングによっては見学している間に潮の満ち引きで周囲の海が城壁のすぐしたまで波が来たり、引いた時には遠浅のかなり沖まで陸が現れたりするのが見れたりします。今回の見学中は最初は潮が引いていましたが、途中で満潮になり、帰るころにまた引きはじめという状態でした。
修道院を出たあとは、お目当てのオムレツとガレットを食べに行きました。東の城壁沿いにあるテラス付きの小さなレストランに入り、そこでリンゴのクレープとチーズのガレット、ふわっとした名物のオムレツを注文しました。オムレツは黄身も入ったメレンゲを焼いた感じで塩味、ガレットはそば粉のような生地のクレープでこれも塩味です。妻はチーズが嫌いなので、あとでプレーンのガレット(バターのみ)を追加で頼んでいました。おいしくいただきましたので、大満足でした。
そこからレンタカーでレンヌへ引き返しました。だんだん運転も慣れてきて、街のごみごみしたところ以外なら快適にドライブできました。高速道路もだいたい120kmぐらいまで飛ばしましたが、制限速度は晴なら130km。抜かれることもしばしばでした。途中、行きはどうやら見逃していたサービスエリアに入りましたが、こちらはそれほど規模は大きくないもののちゃんと店もトイレもある日本と変わらないサービスエリアでした。
レンタカーの返却前にはガソリンを満タンにする予定だったのですが、街の近くでガソリンスタンドが見つからず、レンタカーの営業所まで早めに帰って来て相談したら、後で清算してクレジット引き落としで良いとのことだったので、そのまま返却しました。初めてのヨーロッパでの運転でしたが、無事レンタカーを返せてほっとしました。
レンヌからはまたパリ・モンパルナスまでTGVで移動しました。15:05レンヌ発でしたが、15分ぐらい前には入線していたので停車時間はずいぶん長いのですね。TGVでレンヌからモンパルナスに戻り、行きとは違うルートでパリの宿までメトロで。13号線に乗りMiromesnilで乗り換えて9号線でSt-Ambroiseまで来ました。
宿に戻ってからはスーパーに買い物に行き、サンドイッチとスパゲッティの材料を購入。帰ってから外に食べに行くつもりでしたが、空腹だったのでスパゲッティを作って食べてしまいました。なんか、観光ツアーとは違って、普段に近い生活をしているせいか旅行にきているのかパリに住んでいるのか少しあいまいな気分になってきました。
つづく... d:id:qa2:20050924